アルシノエ2世はプトレマイオス朝の女王で、古代エジプト・プトレマイオス王国の共同統治者です。上下エジプトの王」という称号を与えられ、ファラオでもありました。リュシマコス王との結婚により、アルシノエはトラキア、アナトリア、マケドニアの女王となりました。後に異母兄であるファラオ、プトレマイオス2世フィラデルフスと結婚し、プトレマイオス王国の共同統治者となりました。
プトレマイオス2世がアルシノエ・フィラデルフスを崇拝するようになったのは、彼女の死後であります。彼女はメンデスの巫女であり、そこで埋葬と神化の儀式を受けました。その儀式はメンデスの石碑に記されています。その石碑には、プトレマイオス2世が彼女の崇拝を宣言した法令も記されています。すべてのエジプトの神殿は、聖域の主神の隣にアルシノエ2世の崇拝像を置くことを強制されました。石碑の上のレリーフでは、プトレマイオスから生贄を受け取る神々の中にアルシノエが描かれています。この像はエジプト全土で繰り返されました。メンフィスやその他の場所にも、アルシノエを祀る神殿が建てられました。
古代ギリシャBC270-68 アルシノエ2世オクタドラクマ金貨NGC AU 5/5 4/5
商品説明
プトレマイオス6世時代のパフォスの遺作で、紀元前34年(前148/7)のものです。
表面:ビーズで縁取られた縁飾り/神格化されたアルシノエ2世(前270年没)のベールを被った頭部右、戴冠式のステファネとアモンの角を被り、左肩に蓮華を乗せた笏、左欄にK。
裏面:ビーズの縁取り/APΣINOHΣ-ΦIΛAΔEΛΦOY、フィレットで縛られた二重のコルヌコピアにはピラミッド型のケーキ、ザクロ、その他の果実が入っており、それぞれの角の縁からブドウの房が垂れ下がっています。